【MyBestShot】タイトルなし

当時、私の「マイベストショット」は、とある会社の入り口にキャンプが林立されている抗議運動の写真を提出し、「すべては権利のため」をテーマとして発表した。(文字は権力だったが、実は権利のほうがふさわしいと思う)

こういうリアルな抗議運動を初めて出会ったことによって、ますます韓国のことや韓国人に対して興味深くなってきた。なぜなら、たとえ一般人だとしても、たとえ力が弱くても、みんなの力を合わせていけば、朴大統領まで追い詰めることができるようになったからである。東アジアにおける日中韓三ヶ国を比べると、わりと朝鮮半島の弾丸国のほうが民主主義の精神を貫くことができたのではないだろうか。

そのため、「すべては権利のために」をテーマとして発表した。権利というものは支配側から自動的に与えてくれるわけではないし、むしろ被支配側のほうが支配側と戦い、少しずつ奪ってきたものであろう。例えば、八時間出勤制度や土日休みや有給休暇など働き方の改革はどれだけ春闘のおかげでもらったものか、知っておかないとならない。

日本国憲法の第14条では「すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない」と定められた。しかし、実際に現実でもネットでも外国人をはじめ極めて差別する言葉や行動など少なくないといえよう。

個人的な体験といえば、もっとも一般人が利用されるコンビニでアルバイトをしている。堂々と私のことを大きな声で「外人、外人」だと差別的な呼び方でレジの前に立ちながら叫んだ。このような差別意識強い日本人は極めて少数派だが、遭遇したごとに、訳がわからないうちに店員としてとりあえず謝るという対策法はどうにも納得できなかった。

日本ではいくらお客さんは神様だと言っても、必要なのは何もかもお客さんに謝るのではなく、きちんと責任をしっかりと弁明し、店員としてもお客さんと平等な人権を持っているのではないだろうか。

(李贇)

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