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「ジャーナリストを目指す日韓学生フォーラム」のwebサイトを開設しました
このフォーラムは、ジャーナリストを目指す日本と韓国の学生が集い、それぞれの問題意識を共有しながらジャーナリストとしての視点を学んでいこうと、新聞や放送の現役・OBの記者が中心になって2017年に立ち上げました。
なぜフォーラムを企画したのか。その一つがメディアを取り巻く状況へ危機感を持つからです。安倍政権とそれに続く菅政権のメディアコントロールは、一方でマスメディア自身の「忖度」という形で、多くの市民から信頼を失っています。さらにヘイトスピーチやフェイクニュースなどメディア・言論の劣化も著しくなっています。
隣国、韓国をめぐっても嫌韓ブームや歴史修正主義など、相互不信はいまだ拭い去れていないばかりが、悪化している状況です。
こうした中で、ジャーナリズムの道を目指す日韓の学生が、両国の現代史の現場を訪れて、双方の抱える歴史を学び、若い目で感じたことを議論しあうことで、日韓の架け橋となれるような視野を育んでもらいたいというのがフォーラムの目的です。
フォーラムでは2017年秋に韓国ソウルを訪れて第1回を開き、以降は1年に1~2回の開催を目標に、広島、沖縄、韓国光州、九州などでフィールドワークを行いました。フォーラムの運営にあたる実行委員会は、ボランティアですが、日本ジャーナリスト会議(JCJ)と新聞労連が共催として、韓国側では韓国記者協会が共催、韓国言論支援協会が支援という形で、活動を後押ししてくれています。
私たちはジャーナリストの原点は「平和と人権を守る」ことにあると考えています。
このフォーラムから、「志」と「他者への想像力」を持った若いジャーナリストが羽ばたいていってほしい、若い力で権力の監視というジャーナリズムの基本の機能を回復していってほしい、私たちは、このフォーラムに集う学生たちに希望を託しています。
意欲ある皆さんの参加を願っています。
2021年5月
ジャーナリストを目指す日韓学生フォーラム実行委員会